タイトル リンクバー HOME メコン川TOP 東北タイTOP '98-'99 パノムルン 前ページ 次ページ

'98-'99東北タイ(パノムルンなど)  旅日記から(2) -------12月30日


[行程]コラート→(バス)→ピマーイ見学→(バス)→コラート(泊)


内容12年ぶりの再訪  ピマーイ遺跡の魅力  国立博物館とサイガーム公園  コラートのナイトバザール
この日のデータ  ピマーイ遺跡の平面図



◆12年ぶりの再訪    12年前の1986年、隣国カンボジアは内戦の真っ最中で、アンコール=ワットなんて行けるはずもなかった。そんなとき「タイのアンコール=ワット」とよばれている遺跡があると聞いて、このピマーイを訪れた。正面付近は修復されていたが、それ以外は崩れている箇所も多く、回廊部分の石積みもひしゃげていて、今にも石が落ちてくるような感じさえした。また、素人目にも貴重なものだとわかるようなレリーフがいくつも地面に転がっていた。そんな「自然な、飾らない」雰囲気がたいへん気に入った。
ピマーイ 中心祀堂 clickで拡大    今回12年ぶりに訪れたピマーイ遺跡だが、第一印象は「きれいすぎる!」だった。入場料を払って中に入るときれいに芝生が敷かれ、遺跡の修復も完成していて、まさに「遺跡公園」になってしまっていた。たしかにピマーイ遺跡自体、規模も大きく美術的な価値も高いので、それはそれですばらしいものには違いないが、何かしら違和感を感じてしまう。また、修復した箇所は明らかにレンガの色が違っているので、以前より安っぽい感じを受けてしまうのも事実だ。

上へ戻る
◆ピマーイ遺跡の魅力    コラートの北東、バスで1時間ほどの小さなピマーイの街に位置するこの遺跡(というより、この寺院の境内に街がある)は、クメール帝国の時代、11〜12世紀にかけて建てられたヒンドゥー寺院である。その特色をあげると、
(1)アンコール=ワットよりも古い寺院である。 ここから発見された碑文によると、1108年に本尊が完成したという。アンコール=ワットを造営したスールヤヴァルマン2世はその5年後、1113年に即位している。当時ピマーイはクメール帝国が東北タイを治める重要な拠点であり、ピマーイから南東約250kmの首都アンコールまで「王道」がのびていたという。この寺院の正門は南東方向に向いているが、それは都に向けてつくられたという説がある。
(2)タイに現存するいちばん大きなクメール寺院である。 いちばん外側の壁は、南北1030m×東西565mもあり、その中にピマーイの街もある。


ピマーイ ナーガのテラス clickで拡大 ピマーイ 回廊南側正面 clickで拡大 ピマーイ 中心祀堂 clickで拡大 ピマーイ 中心祀堂内のレリーフ clickで拡大
   遺跡公園の入口から入ると、緑の芝生の中にラテライトの赤い参道がまっすぐ延びている。中心祀堂は28mもの高さがあるのだが、参道が長いのでそれほど高く見えない。しばらく歩くと、ライオンとナーガが守るテラスの続きにようやく建物がある。正面にレリーフの彫られたリンテル(まぐさ石)があるのだが、これはまだ本体ではなく、中心祀堂を囲む回廊をさらに囲む壁に設けられた楼閣である。 楼閣を抜けるとようやく寺院本体の威容が間近に見えてくる。回廊の向こうには、一番高い塔堂(プラーン、クメール式仏塔)とその両脇には2基のやや小さい塔堂が並んでいる。回廊の正面(南)の入口を入ると、ようやく中心祀堂にたどり着く。中心祀堂の中は薄暗く、いかにも聖域という感じがする。たしかに、建物自体はかなり修復されているし、あちこちに飾られているリンテルや破風のレリーフの多くはレプリカだが、それでも当時の威容をしのぶことは十分できる。
→ピマーイ遺跡の平面図を見る



もっと写真を見る→ (1)南側楼閣のレリーフ   (2)中心祀堂裏側   (3)クメール王の石像

上へ戻る
◆国立博物館とサイガーム公園 国立博物館 clickで拡大    遺跡公園の北東部に隣接して、ピマーイ国立博物館がある。12年前は博物館といっても建物はなく、トタン屋根に下に神像やレリーフ等が無造作に置いてあっただけだった。今では立派な建物が完成し、ここピマーイをはじめ、パノムワン、パノムルンなどこの辺りのクメール遺跡関係の遺物が展示されている。ゆっくり見ても1時間かからないほどの、こぢんまりとした博物館だが、ピマーイ遺跡を見てクメール美術に関心を待ったら、ぜひ立ち寄ってみたい。なお博物館の横には、12年前と同じような屋外展示場もあった。
サイガーム公園 clickで拡大    ピマーイの遺跡から東の方へ2qほど行くと「サイガーム公園」がある。ここは「榕樹(ようじゅ)、ガジュマル」(タイ語でサイ。ちなみに、ガームは美しいという意味。)の木が数本集まっているのだが、この木は枝の途中から根を出し、それがやがて幹になるという特性を持っている。この公園には50m×20mもの大きさの榕樹の木々が生い茂り、中へ入ると昼間でも薄暗く、涼しい。地元に人が来るのだろう、簡単な食べ物や飲み物の屋台が出ていた。遺跡から歩くこともできるが、少し距離があるので、遺跡公園横の道端で寝ていた自転車サムローのおじさんを起こして、連れて行ってもらった。
   なお、帰りはまた遺跡公園まで帰ってもいいが、コラートへバスで帰るのなら、公園の北口を出て20分ほど歩くと、バスの通る大きな道路に出るので、そこでバスを待って乗ればよい。

上へ戻る
◆コラートのナイトバザール    バスでコラートへ帰り、夕暮れを待ってナイトバザールへ出かけた。長さ100mほどの路地は屋台や店がずらりと並んで、食べ物のいい匂いが充満して食指が動く。人出も多くにぎやかだ。その中で、ニラ入りのお焼きとカレー味の焼き鳥は絶品だった。焼きおにぎりもあったが、タイでも食べるのだろうか?
   翌日の夜もここへ来て、この通りのレストランで食事した。安くておいしかった。夕涼みがてらブラブラ散歩するにはちょうどいい規模と雰囲気だと思う。コラートの夜の暇つぶしにどうぞ。
※ナイトバザールの場所はこちらをクリック →コラート市街図を見る

上へ戻る


【この日のデータ】 8:00すぎ ホテル前で自転車サムローを拾い、バス乗り場まで。30B。
8:30ころ ピマーイ行きバスに乗る。21B。
★memo ピマーイ行きのバスはコラートのバスターミナル1から発着するが、ターオ=スラナーリー像の北250m、堀の北西の角のショッピングセンター前で乗降できる。旧市街からはこちらの方が便利。→コラート市街図を見る
9:30ころ ピマーイ市街に到着。目の前がピマーイ遺跡公園。入場料40B。
12:30 昼食。街の中を散歩。
13:30 国立博物館。入場料30B。
14:30 自転車サムローで、サイガーム公園へ。約10分。30B。
サイガーム公園から歩いて、バス停「サイガーム」まで。約20分。
16:00すぎ コラート行きバスに乗る。21B。
17:00 コラート到着。徒歩15分でホテルへ。夜はナイトバザールへ。
宿泊:同前 1泊180B
1B=約3.5円 上へ戻る


リンクバー HOME メコン川TOP 東北タイTOP '98-'99 パノムルン 前ページ 次ページ