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'86 東北タイ一周   旅日記から(6) -------3月10〜12日


[行程]3月10日 ウボン→(列車)→コラート(泊)
3月11日 コラート→(列車)→アユタヤ(泊)
3月12日 アユタヤ→(列車)→バンコク→(列車)→アユタヤ(泊)


内容再びコラートへ  警察官に連行される  リコンファームの憂鬱 /3月10日〜12日のデータ


◆再びコラートへ    10日は、ウボンからコラートへ列車で移動した。車内は暑くてほこりっぽい。車窓の景色は、稲刈りの終わった田んぼに蝶が舞い、蝉やコオロギが鳴いている。そして強烈な日差し。日本の物差しで言う季節感がまるでない。列車は6時間以上かけてコラート平原を突っ切って、午後6時すぎコラートに着いた。切符はナコーンラーチャシーマーまで買ったが、一つ前のタノンチラ駅で下車した。こちらの方が市街に近い。ホテルにチェックインのあと、近くのデパートに買い物に行く。ほしかったタイ-英辞典(160B)、日-タイ辞典(65B)を買う。日本ではあまり見かけないし、あっても高いので、少し重たいが思い切って買ってしまった。


◆◇◆◇ 今でこそ、タイに行く人が増え、タイ語を学ぶ人も増えたが、このころはタイ語を勉強するというと怪訝な顔をされたものだ。したがってタイ語の本なんて、よほど大きな本屋に行かないとなかった。ちなみにこの時買った日-タイ辞典は今でも使っている。


   今晩は、無事東北タイを一周してきたお祝いにビールを飲んだ。うまかった。

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◆警察官に連行される    翌11日、コラートの街を歩いていると、街のあちこちでテレビの前に男性の人だかりができていた。見るとボクシング中継をやっていた。今日は火曜日、平日の午前中に仕事もせずにこんなふうにテレビを見ていていいのか、と多くの日本人はいぶかしがるかもしれないが、この旅行を通じて私は、それでもタイはまわっていくのだからすごく豊かな国なんだろう、と考えられるようになった。ちなみにタイでこのようにテレビの前の人だかりができていると、決まってボクシングかサッカーの中継だった。
   ナコーンラーチャシーマー駅を12:03発の快速列車の乗ってアユタヤに向かう。しばらくすると列車に乗り込んでいる警察官が荷物のチェックにやってきた。タイでは長距離列車にピストルをぶら下げた警察官が乗り込んでいるのだ。その警察官は何かを見せろと言うが、何という部分のタイ語がわからなかったので「ない」と答えた。すると警察官に荷物を持って来るように指示され、車内の詰め所に連行された。周りの乗客も何事か、とうかがい見ているのを感じる。別にやましいことはないのだが、多少心配ではあった。詰め所で「タイ語はあまりわからないのですが」というと警察官は片言の英語で「パスポートはあるか」と聞く。見せると警察官はOKという仕草をした。たぶんさっき身分証明書を見せろと言ったのだろう。無事解放され、少し車掌さんと話をしたあとさっきの席に戻ると、みんながよかったなあという顔で迎えてくれた。隣の席のお兄さんは何か果物をくれたし、ジュース売りのお兄さんも話しかけてくれ仲良くなれた。こういうところ、さりげない人情味を感じてうれしかった。
   アユタヤに戻ってきた。また国泰旅社(キャセイホテル)に泊まる。

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◆リコンファームの憂鬱    12日はアユタヤからバンコクを往復した。バンコクに行った目的は2つあり、1つは帰りの航空券のリコンファーム、もう1つはTAT(タイ政府観光庁)に明日から行く予定のアランヤプラテートの情報を集めに行くことだった。まずアユタヤから列車でドーンムアンへ行き、国際空港へ向かう。空港2階のタイ国際航空のオフィスで無事リコンファームを済ませることができた。大仕事が済んでホッとした。


◆◇◆◇ 今はリコンファーム(予約再確認)不要の航空会社が増えたが、当時は搭乗便出発前の72時間前までに乗ることを航空会社に連絡しなければ、予約を落とされることがあった。(団体旅行の場合は添乗員か現地旅行社が代わりにやってくれるので、そんなこと気づかない人も多いかも。)事実、リコンファームを旅行会社に任せたつもりがされてなくて、乗り継ぎ便の予約を落とされ日本へ帰れず、空港で困っている日本人の学生に相談されたことがあった。
  リコンファームは航空会社のオフィスへ電話を入れればいいのだが、実はそれがたいへんなのだ。まず、@電話事情がよくない国がある。公衆電話の数が少なかったり、タイのようにあっても壊れていたりする。A英語または現地語で会話をしなければならない。相手が目の前にいれば通じる言葉も、相手が見えない電話だと通じにくい。こちらがうまく話せないと、一方的に電話を切ってしまうという、米国の某航空みたいなとんでもなく失礼で、二度と乗らないと固く心に決めた会社もある。
  より確実にリコンファームをするには、その会社のオフィスに直接出向き、担当者にチケットを見せればいいのだが、そのためには帰国72時間前より以前にオフィスがある都市(たいていは首都か国際空港のある都市)にいなければならない。それだけ旅行日程がタイトになってしまう。ならば入国の時にリコンファームすればいいというかもしれないが、オフィスの営業時間の関係で無理だったり、あまり早くリコンファームするともう一度○日前に電話してくださいなどと言われる。
  今思い出してもイヤなこと、あせったことがたくさん思い出されるリコンファーム。不要になって本当にうれしかった。



   次に市バスでバンコク市内に向かい、当時ラーチャダムノーン通り辺りにあったTATに行った。当時、アランヤプラテートの情報は全くなく、危険なのか、ホテルはあるのかなどわからないことだらけだった。TATの係員は親切に相談に乗ってくれ、街中は全く安全で、ホテルも数軒あるから大丈夫と言って、バスのタイムテーブルまでくれた。どうやら旅行できそうだ。目的を無事終え、再び列車でアユタヤに帰ってきた。

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【3月10日〜12日のデータ】 3月10日
朝食 クイティヤオ・ナーム+お茶 10B。駅までトゥクトゥク 15分、25B。
12:00 ウボンラーチャターニー駅発 18:20 タノンチラ駅着 57B。 歩いて20分、スリスラホテルにチェックイン。シャワー・トイレ付、1泊80B。
パタ・デパートで買い物 本やタイ文字のシール
夕食 カオパット+ビアシン 57B。
3月11日
朝食 バミー・ラートナー+お茶 15B。
歩いてナコーンラーチャシーマー駅まで、約30分。 12:00 ナコーンラーチャシーマー駅発 快速列車に乗る。15:40 アユタヤ駅着 運賃39B+快速料金20B。
アユタヤ駅から船で対岸へ、0.5B。そこから徒歩15分、国泰旅社へチェックイン、1泊100B。
夕食 クイティヤオ・ラートナー+お茶 10B。
3月12日
ホテルからトゥクトゥクで駅まで、10B。
11:00ころ 15分遅れの列車に乗車、11:45 ドーンムアン駅着 11B。
空港のタイ航空のオフィスでリコンファーム。カフェテリアで涼みながらジュース 15B。 昼過ぎ、市バスNo29でフアラムポーン駅へ、2B。昼食 サンドイッチ+ジュース 15B。
駅前から市バスNo55で、TATまで 2B。TATでアランヤプラテートの情報を集める。市バスNo55で駅へ 2B。
16:05 フアラムポーン駅発 17:35 アユタヤ駅到着 15B。船0.5B。 市場で間食、バミーナーム 6.5B、ホテルで休憩。
夕食 ホテル横の食堂 カオパット+お茶 20B。
宿泊 同前 100B。
1B=約7円 上へ戻る


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