[行程]3月7日 ノーンカーイ→(バス)→ナコーンパノム(泊)
3月8日 ナコーンパノム→(バス)→タートパノム→(バス)→ムクダーハーン(泊)
3月9日 ムクダーハーン→(バス)→ウボンラーチャターニー(泊)
メコンに沿ってバスの旅(1)
ノーンカーイ→ナコーンパノム
メコンに沿ってバスの旅(2) ムクダーハーンまで
メコンに沿ってバスの旅(3) ウボンまで
/3月7日〜9日のデータ
◆メコンに沿ってバスの旅(1) ノーンカーイ→ナコーンパノム
7日、H氏と朝食をとり、バスターミナルまで見送ってもらう。この後H氏はこのあたりでのんびり旅の疲れをとったあと、バンコクから帰国するのだという。また、どこかで再会することを約束し、お別れする。
ノーンカーイを出発したバスは、ずっと左側にメコン川を見ながら、国道212号線を走っていく。このあたりは川沿いのためか、他の東北タイで見てきた風景より断然緑が多い。とうもろこしやタバコを栽培している畑、稲刈りが終わった田んぼでのんびり草をはむ牛、そして空の青色を映して同じ色に輝くメコンの流れ……。人と自然が調和した、アジアの原風景を見ている気がした。時々牛が我が物顔でゆっくり道を横切っているのに出くわすと、バスもそれを待って止まる。国道に沿って村が点々と続く。各村ごとに必ず学校とワットがある。こんな辺境でもTVアンテナがほとんどの家に立っているのには、正直驚いた。

バスは途中、バーンペーンの街で50分ほど昼食休憩をとり、ひたすら走る。ノーンカーイを出発して7時間後、ようやくナコーンパノムに到着した。街の中心にヴェトナム語が刻まれた大きな時計台が立っている。ヴェトナムからの移民が立てたという。チェックインしたメコン河畔のホテルは、川に面してベランダがあり、部屋にいながらにしてメコン川と対岸のラオス・ターケークの街、そしてはるかラオスの山並みが見渡せるという絶好のロケーションだった。
翌
8日は朝早く蚊の羽音に起こされた。ふと窓から外を見ると、東の方、ラオスの山の向こうの空が赤く染まって美しかった。
◆メコンに沿ってバスの旅(2) ムクダーハーンまで

ナコーンパノムからローカルバスに乗り、再びメコンに沿って南下する。昼過ぎ、タートパノムの街に着いた。バスを降りたすぐ正面が、東北タイ一美しいと言われる仏塔、プラ・タートパノムだった。早速お参りに行く。ラオス式の四面の仏塔は薄い水色の地に金色の飾りが付いている。タイの仏塔とは全く違う様式が新鮮だ。ここは美しいだけでなく、この地域の人たちにたいへん信仰されているらしく、この日も多くの人が参拝に来ていた。

その後、メコン川に向かって歩くと、食堂やみやげ物屋が並ぶ小さな門前町を越えるとこの仏塔の正門があった。つまり、この仏塔は船でメコン川からやってくる人に対して向けられているのだろう。この仏塔の祭日には、対岸のラオスからも大勢の善男善女が船でやってくるそうだ。仏塔の正門からさらに3分ほど歩くと、メコンにぶつかる。そばにイミグレと税関のオフィスがあったが、開店休業状態だった。川辺にはベンチが並べられ気持ちいいので、しばらくボーっとしている。
再びローカルバスに乗り、ムクダーハーンに着いた。多くの人が降りたのでつられて降りたが、まだ終点ではなかった。街を探してしばらく歩くが、違う方向へ行ってしまったらしく「○○村」という看板が出てきた。仕方ないのでバイクサムローに頼んで、バスステーションまで送ってもらった。何のことはない、さっき降りたところのすぐ近くだった。

ホテルを決めたあと、メコン川を見に行く。川の対岸はやはりラオスのサワンナケートという街である。河原では子どもたちが竹で編んだボールを蹴っていたり、家族で夕涼みをしながらご飯を食べていたり、アベックが寄り添っていたりしている。そのすぐそばで子どもが何人か石を川に投げたり、泳いだり、騒いだりしているが、きっとアベックのじゃまをしているのだろう、しょうもない悪ガキだ。見ていると、船に乗って川の真ん中まで行っている人もいる。ラオス側からも船に乗って川のこちら側の方まで来ている人もいる。
この何日か、シーチエンマイからずっとメコン川を眺めてきたが、正直言って資本主義国と社会主義国の接点という緊張感はあまり感じられなかった。地元の人にとっては、メコンはメコン、昔も今も同じ景色なのに、遠いところの権力中心がいろんなことを言っているだけだ、という感覚なのだろうか。
◆◇◆◇ ナコーンパノムやムクダーハーンは、他の東北タイの街と比べて、圧倒的に漢字併記の看板が多い。それだけ華人が多いのだろうか。さすがにラオスとの交易で栄えたというだけある。さらにインド系の人がテーラーや服地屋を営んでいる店も目についた。ムクダーハーンで1人のインド系の店主が、赤い本を見ながらしきりに何かを祈っている姿が印象的だった。
◆メコンに沿ってバスの旅(3) ウボンまで
翌
9日の朝、ホテルを出て、もう一度メコン川を見に行く。今回の旅行ではこれがメコンの見納めになるだろう。ローカルバスに乗って、今回の東北タイ旅行の最後の目的地・ウボンラーチャターニーに向かう。バスは意外にも満員で立っている人もいる。日曜日なので近在の村からムクダーハーンに買い物に来た人たちが帰るのだろうか、しだいにバスもすいてきた。途中20分ほどの休憩をはさんで、約4時間後ウボンに到着した。降りると数日前の寒さがウソのように暑い。
ホテルを探して暑い中歩く。なにしろ、ムクダーハーンもこのウボンも地図を持っていないので、最初は苦労する。大きな道に出ると何軒か大きなホテルがあったが、高そうなのでやめてさらに歩く。1時間くらい歩いてようやく手頃なホテルを見つけた。疲れたので少し寝てしまった。
夕方になって、ホテルの近くを散歩する。テープ屋があったので、バンドグループの「カーラーバウ」のヒット曲、「Made in Thailand」を45Bで買う。また、日本の漫画「一休さん」「あられちゃん」などのタイ語版があったので、各8Bで買った。
【3月7日〜9日のデータ】
3月7日
朝食 焼きそば 15B。
9:50 ノーンカーイ バスターミナル発 ナコンパノムまで70B。
14:05 バーンペーン着 昼食 カオ・ラートケーン 10B。14:50 バーンペーン発
17:00 ナコーンパノム到着。
リバーインホテルにチェックイン。シャワー・トイレ付、ベランダからメコンが目の前。1泊100B。
夕食 カオパット 10B。
3月8日
朝 市場を散策。
11:00 ムクダーハーン行きのバスに乗車 12:15 タートパノムで途中下車 12B。
プラ・タートパノムにお参り。
昼食 クイティヤオ・ナーム+お茶 10B。その後、メコン河畔を散歩。
14:30 バスに乗車 15:30すぎ ムクダーハーン到着 12B。
バスを降りた後道に迷い、バイクサムロー 5B。
フアナムホテル(華南大旅社)にチェックイン。シャワー・トイレ付、1泊80B。
ホテル1階の食堂で、間食 カオパット 10B。夕方まで、メコン河畔を散歩。
夕食 焼きそば+お茶 10B、市場でお菓子 4B。
3月9日
朝食 ホテル1階の食堂 カオ・ラートケーン+お茶 10B。
10:45 県庁前からバスに乗車 14:00 ウボン着 34B。
1時間ほど街をさまよい、ホテルにたどり着く。トーキョーホテル トイレ・シャワー付 85B。
昼寝後、夕方の町の散策。夕食 カオ・パット 12B。市場でテープ、本、民芸品、お菓子などを買う。
1B=約7円