[行程]2月25日 大阪(伊丹空港)→(TG611)→バンコク(泊)
2月26日 バンコク市内観光(泊)
2月27日 バンコク→(列車)→アユタヤ(泊)
卒業旅行 一人旅の始まり /25〜27日のデータ
◆卒業旅行
卒論も提出し、あとは卒業式を待つだけの2月の終わり、同じ研究室のKとIがインドに旅行するというので、私もタイまで同行し、帰りもまたタイで落ちあうことにして、
2月25日一緒に日本を立った。
◆◇◆◇ この時の飛行機のチケットは、まだ創立間もない「H●S」という会社で買った。今や押すに押されぬ大会社だが、格安航空券自体まだ一般的ではなかった当時は、名古屋の雑居ビルの一室で細々と営業していた。出してくれたチャイを飲みながら、担当者とインドやタイの雑談をしていた。その後、会社が成長し、場所も次々と移転をするにつれて、雑談する余裕も雰囲気もなくなっていった。
バンコク空港到着後は、路線バスに乗り込み、途中道に迷って最後はタクシーで、ラーマ4世通りのマレーシアホテルをめざした。まだ、カーオサーンが知られてなかった当時は、ゲストハウスといえばマレーシアホテル界隈だった。といっても今のカーオサーンのような喧噪はなく、落ち着いたたたずまいだった。
翌26日は、王宮、ワット=プラケーオ、ワット=アルンなど、定番のバンコク観光をした。KとIはタイは初めて、私は3回目なので必然的に案内役になった。市バスやチャオプラヤー・エクスプレスなどを最大限使った。市バスは難しいが乗りこなせば安いし、車窓からの風景もおもしろい。
◆一人旅の始まり
KとIはこの日の夜インドへ出発するので、一緒に空港へ行き、別れの杯ならぬオレンジジュースで互いの旅の無事と健闘を祈った。2人が出国審査のゲートの中に消えると、いよいよ2週間あまりの一人旅が始まった。タイは3度目と書いたが、一人旅は今回が初めてになるので、緊張と期待の入り交じった、少し興奮した気持ちだったことを覚えている。
夜10時をまわっていたので、空港からタクシーに乗った。200Bが言い値だったので値切ろうとしたら、運転手氏は「市内まで300B」と書いてあるカードを見せるので、200Bで承知した。すると暗やみに止めてあったタクシーに案内された。出発してすぐ、警備員か警察官みたいな男が現れて、賄賂を要求してきた。順番待ちせず、タクシー乗り場以外から客を乗せるのは規則違反らしい。運転手氏が10B払ってくれ、というので払った。今思えば運転手が払うべきなのだが……。たしかにきちんと順番待ちするのが「日本的には正しい」のかもしれないが、急いでいる客と早く客をつかまえたい運転手。その両方の要望が10Bで満たされるなら、それも「タイ的合理性」なのだろう。
※タイ的合理性の話は、バンコク雑記帳に書いておきました。
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翌27日、列車に乗ってコラートをめざすためフアラムポーン駅に向かった。ところがちょうどいい列車がなく、急遽途中のアユタヤで1泊することにした。2時間以上時間があったので、駅のそばのヤオラート通り、いわゆる中華街を散歩してみることにした。何だろうか、この活気は! ド派手な看板、音楽テープ屋の大音響、店の前に屋台が立ち、さらにその前にも屋台が立つという商店の重層構造……。暑さと排気ガスと相まって頭がクラクラしてきた。なぜか「負けた」と思った。
ほうほうの体でフアラムポーン駅に戻り、切符を買う。列車は1985年日本車輌製の新品だった。珍しく定刻通りに走り、アユタヤ駅に到着した。アユタヤでは以前泊まったことのある、キャセイホテル(国泰旅社)に荷を降ろした。シャワー・トイレ付の部屋はけっこう広く、十分快適だった。
◆◇◆◇この時、フアラムポーン〜アユタヤまで3等で15B。なんと、20年近く経った2005年も同じ。タイ国鉄が心配になってしまう。
◆◇◆◇当時のガイドブックを見ると、アユタヤのホテルはこの国泰旅社と、その隣の同じような旅社の2軒しか書かれていない。国泰旅社にはこの時7泊ほどしたが、旅社ゆえの薄暗い雰囲気があった。ある時ここを訪れた白人が「アユタヤにはましなホテルがないのか!」とフロントで文句を言っていたが、フロントのお姉さんは「2軒しかない。隣の××ホテルがナンバー1、うちがナンバー2だ。」と言い返していた。ほかにホテルやGHがたくさんできた今では、当然そんなことはないが。国泰旅社にはこの12年後も泊まったが、すっかりくたびれてしまっていた。
この日はアユタヤの遺跡公園をブラブラした。今では各寺院ごとに入場料を徴収されるが、当時はけっこう自由に見学できた。夕方、騒々しいツアー客が帰ったあとの静かな遺跡の中に一人でいると、今がいつの時代かわからなくなってしまう感じだ。
【25〜27日のデータ】
2月25日
10:40 大阪・伊丹空港発、タイ国際航空611便。途中、台北、香港に寄港。
17:50 バンコク・ドーンムアン空港到着。空港で両替。1米ドル=26.3B、1B≒7円
市バスNo4(Air-Con)でシーロム、15B。道に迷い、タクシーでマレーシアホテルまで、40B。
近くの、Boston Inn にチェックイン。3人部屋、160B。
夕食 そばの食堂で。3人で155B。
2月26日
ラーマ4世通り→市バスを2本乗り継ぐ。2B+2B→ワット=ポー 入場料10B。
近くのクイティヤオ屋台で朝昼食兼用、3人で44B。
ワット=プラケーオ、王宮 入場料60B。
チャオプラヤー川の渡し船で、ワット=アルンへ。船行き0.5B、帰り0.5B。
チャオプラヤー・エクスプレスでサパーンプットまで、5B。市バス2B。
GHでKとIの荷物を受け取り、夕食。3人で110B。
ラーマ4世通り→ドーンムアン空港、市バスを2本乗り継ぐ。2B+13B。
KとIはTG914でデリーへ。私はタクシーで、GHへ帰る。200B。宿泊:同前、140B。
2月27日
11:00ころGHをチェックアウト。市バスでフアラムポーン駅へ、2B。
昼食 クイティヤオとコーラ、14B。
ヤオラート通りあたり(中華街)をぶらつき、市バスでフアラムポーン駅へ戻る。2B。
おやつ ハンバーガー・ココア 18B。
14:15 フアラムポーン駅発→15:42 アユタヤ駅着。15B。
駅から、渡し船0.5B→徒歩15分で、キャセイホテル。1泊100B。トイレ・シャワー付。
トゥクトゥクで、ワット=マハータートまで。20B。
徒歩でチャオプロム市場へ、そこの食堂で夕食。カオパット+ジュース 14B。徒歩でホテルへ。