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'03-'04東北タイ(カオプラウィハーンなど)旅日記から(5) -------12月31日・1月1日


[行程] 12月31日 ウボン市内  国立博物館 ワット=ノーンブア  ウボン(泊)
1月1日 ウボン→(夜行列車)→翌朝バンコクに到着 


内容 おいしいカイヤーン ウボン市内散策(2)   ウボンの年末・年始 夜行寝台列車 /12月31日・1月1日のデータ



◆おいしいカイヤーン   ホテルのそばの交差点の角に、飾り気のない、わりと大きなカイヤーンの店があった。カイヤーンとは東北タイの名物料理で、鶏肉(カイ)をタレにつけて炭火であぶり焼きする(ヤーン)料理である。たいてい店先で焼いていて周りに香ばしい香りを流している。ある意味日本のウナギ屋とよく似ているが、カイヤーンは高級料理ではない。
  このカイヤーン屋からもおいしそうな香りが漂っている。見ていると、店の中で食べる人以外に、バイクや自動車で乗り付けてテイクアウトする人も多い。かなりはやっているようなので、昼食を食べに入ってみた。カイヤーンの他に、プラーヤーン(魚のあぶり焼き)と、東北タイの主食カオニャオ(蒸した餅米)を注文した。カイヤーンは決め手のタレに独特の甘辛味があって、カオニャオとよく合う。プラーヤーンはたぶん川魚だと思うが、腹に香草が詰めて焼いてあるので生臭みもなく、焼き鯛に似た味がしておいしい。
  この店は昼に売り切れたら閉店のようで、食べ終わった午後1時頃には客はほとんどいなく、店も片づけを始めていた。翌日の昼にもう一度訪れた時は、プラーヤーンとカオニャオの他、ソムタムタイを食べたが、これもなかなかおいしかった。こういう店が何気なくあるのが、いかにもタイらしいところだ。

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◆ウボン市内散策(2) 国立博物館 clickで拡大  12月31日の午後は、まず国立博物館に行ってみた。タイではそこそこ大きな街や遺跡等のそばに、必ずと言っていいほど国立博物館がある。しかもどこもこぎれいに整備されていて、ゆっくりと気持ちよく展示が見られる。展示物の内容もその地域の特色をふまえたものが多い。
  この博物館は入口で下履きを脱ぐようになっている。裸足になると床が冷たくて気持ちいい。展示物としては、昨日見たパーテムの岩絵のレプリカの他、ドンソン文化の青銅製の太鼓、ドヴァーラヴァティ時代の仏像、ウボン県内のクメール遺跡の写真や出土品などが印象に残った。また。魚や蛙を捕まえるトラップや、餅米を入れる櫃など、竹でつくられたこの地方の日用品もおもしろい。
  次に街の北のはずれにあるワット=ノーンブアをめざした。ソンテウNo.10に乗って途中で降りるつもりが、それらしいワットが見つからず、結局バスターミナルまで行ってしまった。そんなに遠くないところにワット=ノーンブアの白い塔が見えたので、トゥクトゥクで行こうと交渉するが、どの人も40Bから下がらない。そこでもう一度ソンテウNo.10に乗って引き返すことにした。今度は運転手に降ろしてくれるよう頼んでおいたので、一番近い交差点で降ろしてもらえ、そこからの道順も教えてくれた。親切な運転手に感謝。そこから歩いて5分ほどでワット=ノーンブアに着いた。
ワット=ノーンブア clickで拡大  このワットは何といっても、ブッダガヤの塔を模してつくられたという、大きな白い仏塔が特徴だ。実際に仏舎利が祀られているという。中へ入ると仏像が安置されている。塔の外面の表面にはジャータカのいろいろな場面が描かれている。残念ながらジャータカの知識が乏しいので、どういう場面かよくわからない。大きな塔の四方の隅にも、同じような形の小さな仏塔があった。このワットの周辺は静かな住宅街で緑も多く、いい感じのところだった。

*ワット=ノーンブアの写真をもっと見る→(1)  (2)



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◆ウボンの年末・年始   そういえば今日は大晦日である。この気候だし、タイでは4月のソンクラーンを盛大に祝うので、街に行っても大晦日という実感はそれほどない。それでも街の真ん中のろうそくのある公園は露店が出てにぎわっているし、この日遊びに行ったスーパーマーケットのロータスもかなりの人出だった。夕食後、ホテルの部屋でTVを見ていると、タクシン首相や国会議長らのあいさつが始まった。深夜12時近くになると、どのチャンネルもバンコクからの生中継を送っていた。チャンネルごとに拠点が違うらしく、チャンネルを変えるとバンコクのいろんな場所の様子が映し出される。とくにラーチャダムリのセントラルワールドプラザの人出はものすごい。いよいよ12時が近づくと、各チャンネルともカウントダウンを始めるのだが、チャンネルによって15秒くらいのずれがあるのがタイらしい。
ウボンの風景 clickで拡大  「3、2、1、0」。「サワッディーピーマイ!」。2004年になった。その時窓の外から花火がドカーンと上がる音が聞こえた。どうやらろうそくのある公園のあたりで上げているらしい。窓を開けて花火を見る。20〜30発上がっただろうか。窓の下から「花火だ」という日本語が聞こえた。見ると女性が5人ほど道に出て、花火を見て拍手をしていた。どこからかお寺の鐘がカーンカーンと乾いた音色で鳴っている。バイク5、6台に乗った兄ちゃんたちがホテルの前の道を飛ばしていった。そして、またいつもの夜の沈黙が戻ってきた。バンコクの大騒ぎと対照的な、控えめな新年の迎え方だ。空には星が瞬き、かすかに花火の匂いが漂っていた。

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◆夜行寝台列車   1月1日、ウボンをあとに夜行寝台列車に乗り込んでバンコクに向かった。第68列車特急バンコク行きの発車は17:55だが、1時間ほど前に駅に着くと、ちょうどその列車がホームに入線してきた。機関車−荷物車−1等寝台(1両)−2等冷房寝台(4〜5両)−2等冷房なし寝台(4〜5両)−2等座席(7〜8両)という、20両にもなるものすごい長い編成だ。年末年始を故郷で過ごしてバンコクへ帰る人が多いのだろう。駅も人であふれていた。
  時間があるのでホームの店で少し腹ごしらえをしたあと、飲み物やお菓子を買い込んで列車に乗り込んだ。我々は1等寝台に乗った(それしか空席がなかった)が、2人1部屋のコンパートメントになっていて、少し贅沢だが快適この上ない。食堂車から食事の注文を取りに来たので、買い込んだビールのつまみに少し頼む。定刻の17:55、列車は夕暮れのウボン駅を出発した。まもなく車掌が検札に、続いて係員がベットをあつらえてくれた。寝台車は1等も2等も日中は座席になっていて、夜になると係員がベッドにしてくれる。シーツや枕カバーものりが利いていて気持ちいい。
  ウボンを出てまもなく日が暮れ、あたりは真っ暗になる。電気の明かりが見えると、そこは街で駅があり、たいてい列車も止まる。それ以外は本当に暗やみが続く。それだけ人口密度が低いということだろう。スリンのあたりまでは起きていたが、いつの間にか寝ていた。
フアラムポーン駅 clickで拡大  翌朝は「ティーニー・スターニー・アユッタヤー」(こちら、アユタヤ駅)というアユタヤ駅のアナウンスで目が覚めた。まだ午前3時半、外は暗いが、もうアユタヤということは、バンコクまで1時間あまりで着いてしまう。どうやらほぼ定時運行されているようだ。その後も列車は見覚えのある駅に次々に止まり、定刻通り早朝4:50、ようやく空が白み始めたバンコク・ホアラムポーン駅に滑り込んだ。
  こんな早朝とはいえ、駅はすでに活動を始めていた。たくさんの乗客や職員が動いている。まだ寝足らないので、駅の喫茶店でホットコーヒーを飲んで目を覚ます。5:30ころタクシーでホテルに向かう。さすがに渋滞はないが、もう開いている食堂や屋台もあるし、開店準備で忙しい店もある。バンコクの一日はすでに始まっていた。

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【この日のデータ】 12月31日
午前中 ホテルで休憩
12:00ころ 昼食。カイヤーン屋にて。安くてうまい!
トゥクトゥクで国立博物館めで。30B。
13:15〜14:00 国立博物館見学。入場料30B。
ソンテウNo.10で、ワット=ノーンブアへ。5B(降りそこねたので+5B)
ソンテウNo.11で、ロータスまで。5B。
17:00ころ ロータスから、ソンテウNo.10で街へ。ソンテウNo.12に乗り換え、ホテルへ帰着。5B+5B。
19:00ころ 夕食。昨日と同じ「スアン・アーハーン」にて。
24:00 ウボンの街にも花火が上がる。
[宿泊]同前(ライトーンホテル 1泊1300B)
1月1日
午前中 ホテルで休憩
12:00ころ 昼食。昨日と同じカイヤーン屋にて。
ソンテウNo.3で、ロータスまで。5B。
15:30ころ ロータスから、ソンテウNo.3で街へ。歩いてホテルへ帰着。5B。
16:45 ホテルからトゥクトゥクで鉄道駅まで。60B。
17:00 ウボン駅に到着。駅の食堂で軽い夕食。
17:55 ウボンを定刻通り発車。(切符は行きのドーンムアン駅で購入。1等1080B)
1B=約2.8円
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