ラートブリー 見どころ紹介
ワット=マハータート ・ クーブア遺跡
ラートブリーが古く、ドヴァーラヴァティーの時代から栄えていたことを示す見所を2か所紹介している。
◇ワット=マハータート ◇クーブア遺跡
◇ワット=マハータート
ワット=マハータート中央のプラーン
由 来
10〜11世紀のドヴァーラヴァティー時代に建てられたと伝えられる、歴史ある古寺。その後、カンボジア(クメール帝国)の勢力がこの地に及ぶと、この寺院もカンボジア様式に建て替えられ、中心の仏塔もカンボジア様式のプラサート(宮殿や仏像を安置するための、尖塔などを頂く建物)になった。さらにアユタヤ時代に、プラサートは現存のプラーンとよばれる形(とうもろこし型の仏塔)にかえられた。
プラーン
中央のプラーンは高さ34.6mで、その内壁は、仏陀の説話などを描いた壁画で飾られているという。プラーンの周囲には、様々な時代の仏像が祀られている。中には風雨にさらされ、原型がわからなくなってしまっい仏像もあるが、大切に安置されていた。
中央のプラーンは階段で途中まで登ることができる。登って奥へ進むと鉄の扉があり、その中の小部屋には小さな仏像が祀られていた。「ルアンポー・パンピー」(パンピー=1000年)という仏像だという説明があったが、元の形がわからないほど金箔が幾重にも貼られていた。小部屋の壁には、ずいぶん剥落してしまい不鮮明ではあるが、壁画も見られた。
プラーンの外面は、数々の神像や模様のレリーフで満たされていて、一見の価値がある。ところどころ芯のレンガがむき出しになっているところもあり、歴史を感じさせる。

ルアンポー・パンピー

プラーン表面のレリーフ

プラーン外側の古い仏像
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プラーン表面のレリーフ1
プラーン表面のレリーフ2
礼拝堂
プラーンの東側の礼拝堂は、仮設っぽい建物で、壁のない東屋だ。中には、アユタヤ時代の仏像(修復済み)が2体、背中合わせに祀られている。全身黒い仏像は珍しいのではないか。
その他
寺院を取り囲む壁は、長い時間の間に角が取れてしまった赤いラテライト製のブロックが積まれている。壁の上部には、瞑想する仏陀像が刻まれた幅、高さとも20cmほどの石板がずらりと並んでいる。これは、この寺院がカンボジア様式の影響を受けたことの証のひとつであるという。
(以上、寺院にあった由来の説明を参考にしました)

礼拝堂の黒い仏像

壁に並ぶ仏像の石板

古い仏足石
行き方
ラートブリーの中心(市場)から徒歩で15分ほど。
◇クーブア遺跡
クーブア遺跡 サイトNo18
ラートブリーの町から南へ約5km行ったあたりに、クーブア遺跡群がある。およそ2000m×800mの範囲に数多くの建物あとが散らばる。10世紀前後の、ドヴァーラヴァティー時代の都市遺跡で、その規模の大きさから、ドヴァーラヴァティー国家の一大中心とも想定されている。遺跡からは、インドのグプタ朝(4-6世紀)美術の影響を受けた仏像多数が出土しており、それらはラートブリー国立博物館などに展示されている。
たくさんある遺跡から、次の2か所を訪れた。
サイトNo18
ワット=クレーンという寺院の近くにある遺跡。レンガが3層に積まれた四角形の基壇が残る。東側には階段があり、それを登ると最上段に出る。階段の右には仏塔の基壇と思われる遺構が残っていた。
サイトNo8
ここもやはり3段のレンガ積みの遺跡で、形からすると仏塔があったようだ。ほぼ正方形の基壇で、一辺が20.8m、最上部の基壇までの高さは5.4mである。基壇の周りは低いくぼ地になっているので、堀か溝があったと思われる。

サイトNo8 仏塔の遺構1

サイトNo8 仏塔の遺構2

クーブア出土の仏像 国立博物館
行き方
ラートブリーの町南約5kmにある。クーブアには鉄道駅もあるが、本数も限られているので、ラートブリーからトゥクトゥクをチャーターした方がよいと思う。料金は交渉制。私は、待ち時間1時間を含めて往復175Bで交渉成立した。(2007年8月)