
[行程] スコータイ→(バス)→カムペーンペット歴史公園(北西部 アランヤイック地区)見学 (泊)
カムペーンペットに移動 酷暑の歴史公園(アランヤイック地区)へ
歴史公園(アランヤイック地区)の遺跡紹介 田舎町の夜 /この日のデータ
★カムペーンペット歴史公園の略図[別ウィンドウ。地図内クリックで写真見られます]
カムペーンペット歴史公園案内のページ[行き方・まわり方のヒント]
◆カムペーンペットに移動

3泊したホテルをチェックアウトして、バスターミナルへ向かう。しばらく待つと、
ナコーンサワン行きのバスが来た。スコータイから1時間あまり、バスの右手に緑に囲まれた遺跡公園が現れると、
まもなくカムペーンペットだ。市場の前でたくさんの人が降りるので、私もつられて降りた。
ガイドブックには市場の近くにホテルがあると書いてあったが地図がなかった。
あちこち30分ほど歩いてみたが、ホテルは一軒もなかったので、とりあえず市場で昼飯を食べた。
市場で客待ちするバイクサムローのおじさんに、
あらかじめ目星をつけておいたホテルの名を出すと、おじさんたちは口々に「あそこは閉まってるよ」
「コーチョークチャイがいい」と勧めてくれる。バンコクなら疑ってしまうところだが、ここは田舎町、
いかにも人のよさそうなおじさんたちを疑う気にもなれなかった。「じゃあ、そこへ連れて行って」とお願いすると、
一人のおじさんがこれに乗れと合図する。7,8分走った頃ようやくホテルの前に着いた。
商店が並び、けっこうにぎやかな街の中だった。バイクサムローのおじさんたち推薦のコーチョークチャイホテルは、
ロビーも明るく部屋もこぎれいにしてあって、気持ちいいところだった。
◆酷暑の歴史公園(アランヤイック地区)へ
ホテルに荷物をおいて早速歴史公園へ向かう。ホテルを出ると赤い乗り合いソンテウが走っているのを見かける。
手を挙げて乗り込むと、予想通り先ほどの市場の前に着いた。運賃は6Bだった。
ここから街の北西部にある歴史公園まで、歩けない距離ではないが、昼過ぎの暑い中なので、
やはりバイクサムローを利用することにした。遺跡公園には入口が2か所あるようだが、
街から遠い方の入口まで連れて行ってもらった。そこから遺跡を見学しながら、ブラブラ街まで帰ってくる予定だ。
そんな方へ行く客は少ないのだろうか、運賃を交渉しても40Bまでしか下がらなかった。約10分で入口に到着した。
そこで入場券40Bを買う。
午後2時半、暑い。覚悟を決めて歩き出す。一応遺跡公園として整備されているので、
しっかりした道もあり、道案内や遺跡を示す看板も立てられている。
しかし木々が生い茂って見通しがきかないので、森の中を探検している気分にもなる。
人気もなく、明るい日差しがかえって寂寥感を増す。
◆◆◆
このアランヤイック地区も、スコータイの城壁西部と同じく、いわゆる「林住派」(アランヤワーシー)の僧侶が
修行・居住していた地域である。林住派とは、権力と交わることを嫌い、人里離れた森に居を構え修行に励んだ僧たちのことである。
◆歴史公園(アランヤイック地区)の遺跡紹介
約2時間かけて、次の寺院を見学して歩いた。

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ワット=アーワートヤイ……入口からすぐのところにあった。
礼拝堂の基壇とその奥に上部のない仏塔がある。手前には小さな仏塔8基がL字形に、左右対称に並んでいた。
かつてここを訪れたラーマ5世王は、「カムペーンペットにワット=プラケーオを建てるなら、ここにつくる」
と言われたとか。
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ワット=クルシーホーン……境内を囲う石壁がよく残っており、
大きな寺院だったことがわかる。説明板によると、この寺院には礼拝堂が3棟、13基のチェディー、
僧坊が11棟もあったという。ここから次への移動がいちばん長く、暑かった。

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ワット=チャーンロープ……広々とした草地の中に、
大きなチェディーの基壇(1辺31m)のみ残っている。68頭もの象がぐるりと取り囲み、これを支えている姿は壮観だ。
象の中には保存状態のよいものもあり、装飾が見て取れる。階段で基壇上まで登ることができ、見晴らしがよい。
ここが入口からおそらくいちばん遠いところになる。

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ワット=シン……礼拝堂のあとに、表面がはがれてやせ細ってしまった仏像が
一体ぽつんと座っている。
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ワット=シーイリヤボット……大きな敷地の中でいちばん目立つのは、
礼拝堂の奥に立つ、レンガを積み重ねた大きな四角柱である。それぞれの面には異なる姿の仏像が1体ずつ、
合わせて4体の仏像(座仏・寝仏・立像・遊行仏…これをタイ語で「シーイリヤボット」という)が
祀られていたらしい。スコータイのワット=チェトゥポンと同じ様式だ。裏側の仏立像がいちばんよく残っていて、
品のある優美な姿をしている。正面の遊行仏は崩れてしまっているが、往時の美しい姿が思い起こされ、
なかなか印象深かった。左側面は座仏かな、という程度、右側面にあったはずの寝仏は全くわからなかった。
この他に、手前の礼拝堂のあとには、上半身が無くなってしまった仏座像が一体安置されている。
この辺りまで来ると、観光客の姿も見かけるし、売店や屋台もあってにぎやかになる。
それまでほとんど人に合わなかったので何かホッとする。野外学習に来ている小学生もたくさんいた。
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ワット=プラノーン……かつては大きな寝仏(プラ・ノーン)があったらしいが、
今は全く失われている。それをおおっていた建物の、いかにも丈夫そうな太い柱が何本か残っていた。
◆田舎町の夜
ワット=プラノーンを最後に、近くの公園出口から出る
(行きとは別の場所で、こちらの方が街に近い)。出口には「世界遺産」のプレートが誇らしげに飾られてあった。
出口付近にはバイクタクシーもいないし、まだ5時前なので街までゆっくり歩いて帰る。遠くで雷鳴が聞こえ、
湿気を含んだ風が強くなってきた。歩いてみると意外に近く、バスを降りた市場まで20分かからなかった。
赤いソンテウに乗ってホテルへ帰る。フロントには昼間と違うお姉さんがいて、
鍵を受け取るといろいろ話しかけてきた。暇なうえに、タイ語を話す外国人が珍しかったんだろう。
「字は読めるの?」と聞くので、「まあ何とか」と答えると、お姉さんは紙に何か書き始めた。
テストするつもりかと身構えたら、「チャン・ラック・クン」(I love you の意味)と書いただけだった。
このくらいなら読めるので、すらっと読むとお姉さんはやたら喜んだ。
「私の友だちの知り合いに日本人の男の人がいるの。ピッサヌロークに住んでて、
ずっとタイ語勉強してるのに字が読めないんだって。あなたはすごいのね。」とほめられてしまった。
お姉さんはもっと話したかったようだが、日中暑い中遺跡公園を散歩したせいで、かなり疲れていたので、
適当に話を打ち切って部屋へ帰った。
しばらくして、夕食を食べにホテルを出た。さっきのお姉さんはもういなかった。
初めての街、しかも地図もない。こういう時、タイで雰囲気のいい食堂を探すには、
川沿いへ行くのが経験上いちばんヒットする。今回も正解だった。
ホテルから川(チェンマイから流れてくるピン川)の方へ歩いていくと、
まず電気が煌々と光るにぎやかな夜市に出くわした。食べ物、雑貨、服などの店がひしめき合い、
たくさんの人がそぞろ歩いている。楽しい雰囲気だ。そこから少し離れた川沿いに食堂が3軒ほどかたまっていた。
そのうちの1軒「スアン・イサーン」(ありがちな名前!)という店に入る。他に客が少なかったせいか、
店員のお姉さんたちは扇風機や蚊取り線香を持ってきてくれ、ビールをコップについでくれる。
しかもお勘定の時に205Bだったのを5Bおまけしてくれた。
田舎町(といっても、カムペーンペットは県庁所在地なのだが)の、穏やかな夜だった。
【この日のデータ】
9:00すぎ ホテルから郵便局まで徒歩で往復。日本へ絵はがき、1枚12B×2枚。
◆◆◆切手代は12Bだったが、時々15Bと言われることもある。タイらしいといえばタイらしいが、
タイの郵便料金はどうなっているのだろうか。
10:00 ホテルをチェックアウト。ソンテウでバスターミナルまで。4B。
バスターミナルで、缶コーヒー・サンドイッチを買い、朝食とする。18B。
11:00 ナコーンサワン行きのバスでスコータイを出発。
◆◆◆カムペーンペットまではソンテウも出ていたが、狭い上に混むのでバスの方が快適だと思う。
12:00すぎ カムペーンペット到着。バスの運賃35B。
市場の食堂で昼食。炒飯 15B。
バイクサムローでホテルまで。20B。コーチョークチャイホテルにチェックイン、1泊230B。
乗り合いソンテウで市場まで。6B。そこからバイクタクシーでアランヤイック地区歴史公園まで。40B。
14:00すぎ 歴史公園入場。入場料 40B。園内は徒歩でまわる。約2時間と少し。
ワット=アーワートヤイ→ワット=クルシーホーン→ワット=チャーンロープ→ワット=シン→ワット=シーイリヤボット→ワット=プラノーン
徒歩で町まで帰る。乗り合いソンテウでホテルへ。6B。
夕食 「スアン・イサーン」という食堂で。ビアシン大1小1、トートマンクン・野菜炒め 200B。
市場で、バミーナーム 15B、マンゴスチン4個 10B。
1B=約2.7円
