アヌサーン市場
年末のチエンマイは飛行機もホテルも混んでいるのだが、今年は11月に起きた反タクシン派による空港占拠事件のためか、例年より観光客は少ないのか、予約もスムーズに取れた。それでもチエンマイに着いてみると、やはりたくさんの人でにぎわっている。ホテルに荷物を置いて、早速アヌサーン市場まで10分ほど歩く。
有名なナイトバザールの南にあるアヌサーン市場には、やはり夜になると海鮮レストランやみやげ物の露店を目当てに多くの人が集まる。数年前に改装され、一部の店が入れ替わったが、気軽においしい海鮮にありつけて重宝する。マッサージ屋も多く、店を構えているところの他に、露店のマッサージ屋も目立つ。腕はマッサージ師によるところが大きいが、30分80B、1時間140Bという値段はどこも同じ、格安で疲れをとるにはもってこいだ。
翌日の朝、プレーへ向かった。チエンマイのアーケードバスターミナルに行くと、ちょうど今出るバスの車掌が「プレーならこのバスでデンチャイへ行って乗り換えるのが早い」と言うので、早速乗り込む。私たちを乗せてすぐ発車、待ち時間なく乗れて運がいい。バスは2等冷房、ラムパーン、ウッタラディット経由ピッサヌローク行きだった。
このルートは、チエンマイ(ピン川流域)→ラムパーン(ワン川流域)→デンチャイ・プレー(ヨム川流域)と分水嶺を2つ越える。平野は水田(今は牛がのんびり草をはんでいる)や畑が広がるが、道はよく整備されているが、かなりきつい勾配だ。チエンマイ-ラムパーン間(ピン川-ワン川)の峠で気がついたのだが、分水嶺の峠の頂上に差し掛かると、クラクションを鳴らす車が多い。窓から見ると峠にはたくさんの祠が祀られており、わざわざ車を止めて祈っている人もいた。思うに、昔から旅人は、山登りを終えてここで一息つきながら、道中安全を祈願したのだろう。
ラムパーンのバスターミナルで10分ほど休憩ののち、もう一つの分水嶺(ワン川-ヨム川)を越える。ここの峠でも同じように、多くの祠に向かって車がクラクションを鳴らしていた。チエンマイ出発からおよそ3時間。デンチャイに着いたので、数人の客と一緒に降りた。といってもバスターミナルではなく、国道の三叉路だった。デンチャイからプレーまでは、ソンテウがあるはずだ。近くのモーサイ(バイクタクシー)に聞くと、ソンテウはここを通らないので乗り場まで乗せていく、と言うので、お願いした。連れはこれが初モーサイなので、最初は悲鳴をあげていたが、後から聞いたらおもしろかった、と言っていた。着いたところは国鉄デンチャイ駅前だった。そこからプレー行きのソンテウに乗ること、およそ30分。プレーの町に到着した。