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ラムプーン市内  見どころ紹介(1)     ワット=プラタート・ハリプンチャイ

ワット=プラタート・ハリプンチャイ 伽藍配置図 門番の獅子と山門 ウィハーン・ルアン ホー・トライ(経堂)とホー・ラカン(鐘楼) ホー・トライ(経堂)とホー・ラカン(鐘楼) プラタート・ハリプンチャイ スワン・チェディー 沙羅双樹? ウィハーン・クラッククルア ウィハーン・プラチャオタンチャイ   町のほぼ中央に位置する、名実ともにランプーンの中心寺院だ。金色に輝くラーンナー様式の仏塔が空に映える。歴史は古く、遠く11世紀中頃に当時のハリプンチャイ国王パヤーアーティットヤラートが仏舎利を納めた仏塔(現在の、プラタートハリプンチャイ)を建立したのが始まりだという。以後、多くの建物が加えられ、幾度かの改修を経たが、とくに1930年代に北タイの名僧・クルーバー=シーウィチャイ師の尽力によって現在のような寺院に発展した。
  訪れた日はタイの祝日だったこともあってか、お参りの人も多く、境内にはみやげ物屋や食べ物屋台も並んでいたが、それでもしっとりと落ち着いた雰囲気を保っていた。
  では、クワン川に面した東の正門から順に見ていこう。


内容 ◇山門から主礼拝堂へ  ◇プラタート・ハリプンチャイ  ◇もう1つの仏塔

 ◇山門から主礼拝堂へ

白い山門を両脇を固める獅子 クリックで拡大 白い山門を両脇を固める獅子

 門番の獅子と山門 
  まず目につくのが真っ白い山門と、その両側に控えている左右一対の大きな獅子である。
  獅子は高さ3m、さらに1mほどの台座に乗って参詣者を見下ろしているのだが、どことなく緩い形をしているので威圧感はない。1447/48年、ラーンナータイ(チエンマイ)のティローカラート王が、プラタートハリプンチャイを改修した際に置かれたものである。
  山門は小さな仏塔のような飾りがいくつか付けられ、全体として宮殿のような形だ。ドヴァーラヴァティー(タイ語で、タワーラワディー)様式のものという。獅子も山門も、最近では1956年に改修を受けている。
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 ウィハーン・ルアン(主礼拝堂) 
  山門をくぐると金色の模様がまばゆい破風が見える。ラーンナー様式の大きなウィハーンだ。中には大中小の金ぴかの仏像が置かれているが、注目すべきは中央左手の小さなガラスケースの中の仏像「プラ・セータンカマニー・シーハリプンチャイ」、別名「プラ・ケーオカーオ」(白い水晶仏)である。
  もともとこの寺院には「プラ・セータンカマニー」が安置されていた。女王チャーマテーウィーがこの町にやってきた時に故郷ロップブリーから持ってきたという、由緒正しきこの仏像は、ランプーンの宝物であったが、13世紀末にここを占領したマンラーイ王がチエンマイに持ち帰ってしまった。その後現在まで、チエンマイのワット=チエンマンに祀られている。そこで、ランプーンの人は持ち去られた仏像とそっくりの仏像を、スイス産の特別な水晶で作り、この寺院にお祭りしたわけだ。

ウィハーン・ルアン正面 クリックで拡大 ウィハーン・ルアン正面

ウィハーン・ルアンの内部 クリックで拡大 ウィハーン・ルアンの内部

プラ・ケーオカーオ(白い水晶仏) クリックで拡大 プラ・ケーオカーオ

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(1)建物正面の破風
(2)プラ・ケーオカーオの拡大写真(ややピンぼけ)

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 ホー・トライ(経堂)とホー・ラカン(鐘楼) 

鐘楼 大きな銅鑼が下がる クリックで拡大 鐘楼 大きな銅鑼が下がる

2階建ての経堂 クリックで拡大 2階建ての経堂

  ウィハーン・ルアンの左に位置するのがホー・トライ(経堂)である。下層はレンガ造り、上層は木造で、木造部分はレリーフや色ガラスがはめられ、たいへん美しい。この寺院で発見された約500年前の碑文によると、当時ここにはバイ・ラーン(タラバヤシの葉)に書かれた南伝大蔵経84,000巻が収められていたという。
  一方ホー・ラカン(鐘楼)は、ウィハーン・ルアンの右にある。名前の通り、大きな鐘(というより銅鑼)がつり下げられている。「プラ・セータンカマニー・シーハリプンチャイ」、別名「プラ・ケーオカーオ」は、かつてここに祭られていたが、マンラーイ王によって持ち去られた後は仏殿だけが残っていたという。現在のホー・ラカンは1938/39年に建てられた。
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 ◇プラタート・ハリプンチャイ

礼拝堂と仏塔 クリックで拡大 礼拝堂と仏塔

 仏塔「プラタートハリプンチャイ」 
  仏舎利が祀られているラーンナー様式の仏塔は、この寺院のメインだ。高さは46m、黄金色の大きな仏塔であるが、残念ながら工事中のためか、青いビニールシートや鉄棒で組まれた足場のせいで、美しい塔の全容が見られなかった。それでもたくさんの人がお参りしていた。以前お参りしたランパーンの名刹ワット=プラタートランパーンルアンと同じように、塔の周りを右回りに3周している人が多かったので、まねしてやってみた。
  11世紀中頃に当時のハリプンチャイ国王パヤーアーティットヤラートが建立した。その後1511/12年にラーンナータイのムアンケーオ王が改修した際に、塔を囲む柵を付け加えた。
  なおここは、北タイでは酉年の人が参拝すべき仏塔ということで、ニワトリの置物があちこちに置かれていた。(十二支それぞれそういう場所がある。)

お参りセット クリックで拡大 お参りセット

仏塔正面の礼拝所(1) クリックで拡大 仏塔正面の礼拝所(1)

仏塔正面の礼拝所(2) クリックで拡大 仏塔正面の礼拝所(2)

 仏塔建立にまつわる言い伝え  (16世紀に書かれた歴史書「チナカーラマーリー」による) ハリプンチャイ国王パヤーアーティットヤラートはここに宮殿とトイレを建てていた。ある日王がトイレに行くと、黒いカラスが何度も舞い降りてきたので捕まえた。すると王は夢の中で、最初に生まれた王子をカラスのそばで育てるようにという天人のお告げを聞いた。7歳になってカラスの言葉がわかるようになった王子はその言葉を王に伝えた。「トイレの辺りは仏舎利が祀られている所だ。トイレを壊して花で飾りなさい。」王が祈ると果たして仏舎利の入った容器が現れて、まばゆい光を発しながら地面から1.5mほど浮き上がった。そこで王はここに高さ6mの宮殿型のストゥーパや、本堂、礼拝堂を建てた。また王妃はストゥーパのそばに、金で装飾されたスワン・チェディーを建立した。役目を果たしたカラスは、森に帰っていったという。

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 ◇もう1つの仏塔

別角度から見る クリックで拡大 別角度から見る

スワン・チェディー クリックで拡大 スワン・チェディー

 仏塔「スワン・チェディー」 
  大きなプラタートハリプンチャイの右奥に、地味だがよく見るとなかなか味わい深い仏塔が立つ。ワット=チャーマテーウィーのものと似た、ハリプンチャイ様式のもので、8層の各層に仏龕(がん)と仏像が据えられている。もっとも多くの仏像は失われているが。メインの金色の仏塔に隠れた存在だが、ぜひ見逃さないでほしい仏塔だ。
 その他 
  寺院の一番奥の庭に「スリランカ沙羅双樹」「インド沙羅双樹」という看板が掛かった木が1本ずつあり、ともに大きな朱色の花をたくさん付けていた。ふーん、これが「平家物語」で有名な沙羅双樹の花か、珍しい物見られて得した、と思ったのだが。帰国後いろいろ調べてみると、どうもこれは南米原産の「ホウガンボク(砲丸木)」らしい。なぜかはわからないが、タイやスリランカではこの木を「沙羅」(タイ語でサーラ)とよんでいる。本物の沙羅双樹の花は小さな白い花らしい。

沙羅双樹という木 クリックで拡大 沙羅双樹という木

どうやら別の木らしい クリックで拡大 どうやら別の木らしい

ウィハーン・プラチャオタンチャイ クリックで拡大 ウィハーン・プラチャオタンチャイ

ウィハーン・プラクラッククルア クリックで拡大 ウィハーン・プラクラッククルア

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