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'07 馬車に揺られてラムパーン   旅日記から(4) ----2007年1月4日

[行程]
ラムパーン市内寺院巡り(徒歩・馬車)→(列車)→バンコクへ(車中泊)
内容
◇市内をブラブラ、寺院めぐり
◇馬車に揺られて
◇馬もお疲れ?
◇ワン川の散歩
データ
 旅日記 別の日へ 
(1)列車でラムパーンへ
(2)初詣は北タイの名刹へ
(3)象に癒される一日
(4)個性あふれる寺院を訪ねる◄NOW
(5)夜行列車でラムパーンをあとに

◇市内をブラブラ、寺院めぐり
ワット=シーチュム 本堂 クリックで拡大 ワット=シーチュム 本堂
  ホテルの宴会場では、この日9時から結婚式があるらしい。純白の衣装を着たカップルの写真が飾ってある。しかし、平日(木曜日)の朝9時とは……。
  午前中は市内南部の寺院を歩いてまわった。ホテルからおよそ30分ほど歩くと、にぎやかな果物市場の中に、ワット=シーチュムの白い山門が見える。ここはタイに31寺あるビルマ式寺院で最大のもので、1901年に建立された。正面左の本堂は、5つの尖塔と7層の赤い屋根が特徴的で、仏塔もビルマのパゴダに似ている。正面の礼拝堂は残念ながら1992年の火事で焼失し、再建されたものである。2階の仏間には涼しい風が流れ、テラスに出ると道の向こうに白いモスクが見えた。境内には「ビルマ土産」という看板の掛かった売店があったが、それらしいものはなかった。きらびやかな建物の中に、透明な空気が支配する寺院だった。
ワット=パーファーン ビルマ風の仏像 クリックで拡大 ワット=パーファーンの仏像
  国道1号線をしばらく歩いて、「右  空港」という看板の交差点を左へ折れると次の寺院、ワット=パーファーンが見えてきた。その寺院の向かいの大きな寺院(ワット=チョンカー)にも入ってみるが、犬がやたらに多く、気味が悪いので早々と退出した。この寺院の看板には「当寺の犬はすべて注射済み。けしかけない限りかみつかない」とあったが。
  ワット=パーファーンの境内は、よく手入れされた緑の芝生が白い建物に映える。仏塔は上部が金色に輝きまぶしい。木製の礼拝堂はぐっとシックで、2階には薄暗い中に白いビルマ仏が鎮座しており、見事に異空間が演出されていた。
  帰り道、ラムパーンの繁華街を通る。道の両側にビルが並び、様々な商店が客を集めている。KFCやブラックキャニオンなど、タイの都市におなじみの店も看板を出している。泊まっているホテルは繁華街の西のはずれになる。チェックアウト後、荷物を預かってもらい、午後の観光に出かけた。
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ワット=シーチュム
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ワット=パーファーン
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◇馬車に揺られて
馬車からの眺め クリックで拡大 馬車からの眺め
  ラムパーンといえば「馬車の町」。午後は馬車に乗ることにする。時計台の西、ティップチャーンホテル前に1台馬車が止まっていたが、御者のおじさんは眠りこけていた。ちょうど向こうからやって来た別の馬車を止めると、寝ているおじさんの名前を呼んで起こし、それに乗れという。やはり順番があるのだろう。ワン川の向こう、ワット=プラケーオドーンタオまで、馬車で行くことにする。おじさんは1時間300Bというが、その寺院まで200Bで交渉成立した。
  馬車の座席は2人並んで何とか座れるほど、向かい側とあわせて4人は乗れそうだ。パッカパッカというひずめの音、リロンリロンと鳴らすベルの音が心地よい。先ほど歩いた繁華街を悠然と走り抜けると、こちらを見て微笑む人もいる。御者のおじさんはカウボーイハットをかむり、なかなか格好いい。
ワット=プラケーオドーンタオ クリックで拡大 プラケーオドーンタオ
  繁華街を過ぎ、ワン川にかかる橋を渡ると、静かな住宅街になった。出発して20分余り、ワット=プラケーオドーンタオに到着した。私たちのこれからの予定を聞いた御者のおじさんは、「この辺り、ソンテウはあまり通らないよ。あと200Bくれたら行ってあげる。」というので、その提案を受けることにした。
  ワット=プラケーオドーンタオは、15世紀に創建された古寺で、その名の通り、15世紀中頃には32年間にわたって「プラケーオ仏」(いわゆるエメラルド仏。今はバンコクのワット=プラケーオにある)が置かれていたこともあった。広い境内で目立つのは、白い四角い基壇に乗った金色の大きなチェディー(仏塔)と、その前にあるビルマ式のモンドップ(塔堂)で、モンドップ内部には仏像と、この寺院の改修に尽くした僧侶の像が祀られ、地元の人が何人かお参りしている。他にも多くの建物が並ぶが、崩れかけた古い仏塔や木造の古い礼拝堂が、この寺院の長い歴史を感じさせる。
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ワット=プラケーオドーンタオ  詳細・写真
 
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◇馬もお疲れ?
ワット=プラチェディーサーオラン クリックで拡大 ワット=プラチェディーサーオラン
  再び馬車に乗り、古い城壁を越えて、大きな街道を北へ向かう。しばらく走り左折すると、めざすワット=プラチェディーサーオランが正面に見えてきた。さすがに馬も暑いのだろう、道ばたの草を食べ休憩しようとするが、御者の鞭を受けてまた走り始める。およそ20分ほどで寺院に着いた。馬は呼吸も荒く、口からよだれをボトボト落としていた。ゆっくり見てくるから休んでいろよ。
  ワット=プラチェディーサーオランは、その名前の通り、白いチェディーがほぼ正方形に20基(北タイ語で「サーオラン」)並び、壮観だ。中央のものが一番大きく、祭壇が設けられお参りできるようになっている。ここも境内は広く建物も多いが、入口から見て右手奥の小さな池の上の立つ礼拝堂には、1983年に近くで見つかった400年ほど前の黄金仏がガラスケースの中に祀られているので必見だ。
ラムパーンの城壁 クリックで拡大 ラムパーンの城壁
バーン=サオナック クリックで拡大 バーン=サオナック
  来た道を戻り、再び城壁を越えて数分、古民家の博物館・バーン=サオナックに着いた。1895年に建てられた大きな邸宅で、たくさんのチーク材の柱が家を支えている。床上のテラスは風が抜けてさわやかだ。中は使いこまれた調度品や銀製品が展示され、当時の生活がしのばれる。こんな家で暮らしてみたいものだ。見終わると、自家製のタマリンドジュースとおこし(この辺りの特産で「カオテーン」という)がいただける(入場料に含まれている)。どちらもおいしく、おこしをおみやげに買ってきた。
  ワン川を渡って町へ帰ってきた。馬も終点が近いことがわかるのだろうか、心なしかスピードも速くなった気もする。もとの場所に着いたのが、午後4時少し前、結局3時間少しの馬車の旅だった。町の様子や空気を感じるのには、馬車の歩みはちょうどいいような気がする。楽しかった。
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ワット=プラチェディー サーオラン  詳細・写真
 
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バーンサオナック
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◇ワン川の散歩
ワット=ポンサヌックタイ クリックで拡大 ワット=ポンサヌックタイ
  夕食にはまだ時間があったので、ワン川北岸のワット=ポンサヌックタイに行くことにした。「Riversaide Bar&Restaurant」の近くの歩行者用橋を通り、対岸に渡る。この橋にもニワトリのマークが! ラムパーンのシンボル・ニワトリは、様々なデザインのものが、あちこちで使われている。
  ラムパーンとニワトリの物語は、→こちら。
  橋を渡ってワン川の川岸の道を歩く。遊歩道が一応あるのだが、さして広くない歩道の中に、並木が植えられているので歩きにくい。きちんと整備すれば、気持ちよい遊歩道になるのに残念だ。
  遊歩道が切れたところから川を離れ、7,8分歩いた住宅街の中に、めざすワット=ポンサヌックタイはあった。橋から歩いて20分近くかかっただろうか。境内はけっこう広く、大きな仏塔もあったが、中央部の礼拝堂は修理中で、竹で足場が組まれていた。黒く焦げてしまった部分もあるので、火事が起きたのかもしれない。木製で、何層もの屋根を持つビルマ式の、なかなか端正な礼拝堂なのに残念だ。中心には、4体の仏像が四方を向いて鎮座していた。
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ワット=ポンサヌックタイ
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【データ】

1月4日
朝食はホテルのブッフェ。
9:00〜11:40 徒歩で寺院巡り。ワット=シーチュム→ワット=チョンカー→ワット=パーファーン。
昼食 町の中の食堂にて、カーオパットカイ(鶏肉入り炒飯)、パットシーイウ(幅広麺の醤油炒め)、水。55B。
12:40〜15:50 馬車をチャーター。ワット=プラケーオドーンタオ→ワット=プラチェディーサーオラン→バーン=サオナック(入場料50B=ジュース・お菓子代込み)。1台400B。
徒歩で川向こうの、ワット=ポンサヌックタイへ。

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