アユタヤ 見どころ紹介(6) 島外北東部
鉄道駅の東側にあたるこの地域は、車の通りも少ない静かな住宅街で、訪れる観光客はほとんどいない。しかし、パーサック川と運河に囲まれたこの辺りは、アユタヤ建都以前の古い町の中心地だったと推測され、大きな寺院が点在する。しっとりした遺跡に出会いたいならば、この辺りはお勧めだ。
15世紀半ばに創建され、18世紀初めに修復された寺院で、象が取り囲むチェディーが美しい。隣接する本堂も屋根こそないが、壁が残り、建物としてよく残っている。かなり保存状態がよい遺跡だと思う。この遺跡に向かい合ってかなり大きな寺院があり、こちらの方は僧侶やメーチー(白衣をまとって剃髪した女性)が常駐している。
現在、チェディーは上部が崩れ落ちているが、その部分はチェディーの脇に固定され、保存されている。大きな本堂(18m×36.8m)の中には仏像が祀られ、今も信仰の対象として花や線香が手向けられている。壁や柱はよく残り、レリーフなども見ることができる。
写真をもっと見る→ 本堂(前面)
本堂(裏面)
ライオンのアップ
広々とした境内
近くのワット=マヘーヨンと対になったような、よく似た寺院である。メインのチェディーはかなり崩壊してしまったが、本堂はよく残り、柱の頂上部につけられた蓮のつぼみの意匠が美しい。寺院の右手(北)に残る2階建ての建物あとは、アユタヤ朝後期、当時の副王が自ら改修作業を視察するため滞在した宮殿跡である。
写真をもっと見る→ 副王の宮殿
本堂の柱
裏から見た本堂
本堂の内部
ワット=クディーダーオの北、民家が集まる村の一角にある。今も現役の寺院を入ると、奥の方に、崩れかけ草や木が生えた古ぼけたチェディーが1基、土台だけ残るプラーン(トウモロコシ型のクメール風の仏塔)が1基残されている。