アユタヤ 見どころ紹介(3)
島内周辺部
川中島の周辺部には、川沿いにいくつかの歴史ある寺院や建物が並んでいるほか、博物館などの見どころがあるので、歴史に興味ある人はぜひ訪ねたい。
1.ワット=ローカヤスッター 2.チェディー=シースリヨータイ 3.チャオサームプラヤー国立博物館
4.アユタヤ歴史研究センター
1.ワット=ローカヤスッター

ワット=プラシーサンペットの裏側、歩いて10分あまりのところに、大きな涅槃仏(身長42m)が気持ちよさそうに横たわっている。ワット(寺院)とはいえ、建物は涅槃物の背後にプラーン(トウモロコシ型のクメール様式の仏塔)が1基立っているのみである。行くたびにみやげ物屋が増え、ひなびた風情がなくなるのは少し寂しい。
入場 無料
詳細
アユタヤ朝後期には、涅槃仏に対する信仰が高まった。この寺院もアユタヤ朝後期の創建と推測されている。往時には大きな3つの礼拝堂、今も残る高さ30mのプラーン、そして涅槃物を覆う大仏殿などの建物が並んでいた。

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寝仏の背後の建物群
2.チェディー=シースリヨータイ

島の西端、チャオプラヤー川に面したところに、白色で上部が金色の、角張ったチェディー(つりがね型の仏塔)が立っている。1549年ビルマ軍がアユタヤに侵入すると、
チャクラパット王の王妃であったスリヨータイは、男装して副王に扮して戦い、傷を負って象の上で亡くなった。その王妃の遺骨を祀る仏塔である。
入場 無料
詳細 このチェディーが立つのは、後宮(副王の長子の宮殿)の敷地で、シースリヨータイの火葬が行われた場所である。もっともチェディーは12角形という形から、シースリヨータイの活躍したアユタヤ中期ではなく、もっと後世のアユタヤ朝後期のものと考えられている。
1990年にチェディーの改築を行ったとき、塔の上部から石英製の仏像やチェディー、金箔張りのチェディーなどが見つかった。チャオサームプラヤー国立博物館に展示されている。

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近くからみたチェディー
すぐ横をチャオプラヤー川が流れる
3.チャオサームプラヤー国立博物館

ここの目玉は、ワット=ラーチャブーラナやワット=マハータートから出土した、黄金色に輝く宝物や仏像だろう。本館2階に展示されている。
その他、県内各地で発見された様々な時代の仏像などが展示されている。冷房はないが、アユタヤの歴史や遺跡に興味を持つ人は、ぜひご覧いただきたい。
入場 9時〜16時。月火休館。30B(タイ人10B)。
詳細
[来歴] 1961年12月26日開館。ワット=ラーチャブーラナから発掘された磚仏(せんぶつ。お守り用の小さな仏像)を売却して得た費用で建設された。博物館の名称は、ワット=ラーチャブーラナの建設者・ボーロマラーチャーティラート2世(チャオサームプラヤー王)にちなんでいる。
[みどころ]
@本館・・・・(1階)ワット=タンミカラートから見つかった、アユタヤ初期の青銅仏の頭部。ウィハーン・プラモンコンボピットの大仏の胸から見つかった仏像。ワット=ナープラメーンに安置されているものと一緒に発見されたドヴァーラヴァティー時代の仏像。ワット=プラシーサンペットの木製の扉など。
(2階)マハータートの部屋:ワット=マハータートの仏塔から見つかった仏舎利とその容器など。ラーチャブーラナの部屋:ワット=ラーチャブーラナの仏塔から発見された黄金製の仏像、王権を象徴する神器、装身具など。
A中部タイの伝統的家屋・・・・本館の左手にある。様々な日用品なども興味をそそられる。池の上にあるので、疲れたとき休憩がてらのんびりするのによい。
Bタイ美術館・・・・Aの奥、小さな2階建ての建物。県内から発見された仏像などを時代別に展示。
4.アユタヤ歴史研究センター

日本政府の協力で建てられた大きな博物館、資料館。大きな池と噴水が配された真新しい白い建物が目をひく。全館冷房で、寒いくらいだ。
中は単なる遺物の展示ではなく、たくさんのジオラマを使い、当時の王宮や港の風景、村人の暮らしなどがよくわかるようになっている。こういう博物館は、タイでは珍しいのではないか。入館料が異様に高いが、アユタヤが栄えた頃に思いを馳せたい方はぜひどうぞ。
なお、アユタヤ時代の外交について展示する別館が日本町あとにある。
入場 9時〜16時。100B(タイ人?B)。
詳細
[来歴] 1987年日本・タイ両国政府は、アユタヤ歴史研究センター設立プロジェクトを、現国王の60歳還暦記念兼日タイ友好600年記念事業として行うことに合意した。日本政府が9億9900万円の無償援助をしている。1990年8月22日開館。
[展示テーマ]
@王都としてのアユタヤ・・・・ワット=チャイワッタラーナームの模型を見て、実物が見たくなり急遽訪れた。
A港湾都市としてのアユタヤ
B政治権力と統治の中心としてのアユタヤ
C昔のタイの村人の生活・・・・農民の日常生活の一端がよくわかり、ここがいちばん興味深かった。
Dアユタヤと諸外国との関係(日本町の別館)・・・・残念ながら、ここの展示はパネルが中心で、本館ほど充実していない。元来はここに本館を造る予定だったらしい。