
タイといえば蘭である。私たちは蘭は高級品と思っているが、タイではごくふつうの花の扱いのようだ。一番安いピンクの蘭だと1束(20本以上)たった20〜30Bで買える。タイ航空に乗ったときにもらえるコサージュや、ちょっと気取った店で料理や飲み物に飾られている蘭の花なんて、実はこんなに安いものだったんだ!「熱帯の豊かさ」に感服する。ここに来たらぜひ蘭を少し買ってホテルの部屋に飾るといいだろう。
また市場の端の方では、ジャスミンの花輪(プアンマーライ)を手作業でつくって売っている屋台も出ている。ちなみにジャスミンの花はこの市場では、ゴミ袋くらいの大きな袋に詰められて、キロ単位で売っている。ジャスミンはたいへんよい香りがするので、これも持ち帰ってベッドの脇に置くと、アロマ効果でよく眠れそうだ。値段は小さいもので3つ10Bから。
日が沈むころから、この市場の南、チャオプラヤー川に沿って夜市が出現する。即席のテントがびっしり並び、歩道の狭さと人での多さで歩くのにたいへん苦労する。売っているものはどの店も同じようなもので、Gパン・シャツ・靴などの衣料品が中心だが、夜市の雰囲気を味わうにはおもしろいだろう。
少し早めに時間に行くとこんな光景が見られる。露店の店主がどこからかアルミのパイプとアルミの箱入りの商品を、台車に積んでゴロゴロ運んで、パイプを組んでテントをつくっている。毎晩こんな作業を繰り返しているのか、と少し気が遠くなる。