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バンコク 見る・体験する(1) プラ=プーム (ターオマハープロム)

プラ=プーム clickで拡大   ラートプラソン交差点という大きな交差点の角、ショッピングビルに囲まれた場所に、金色の4面の神像(ヒンドゥー教の神ブラフマー)が祀られている。たいへんな御利益があるといわれる神様で、いつ行ってもお参りの人と、線香の煙、お供えの花であふれている。目の前の大通りに目を向けると、バスの客や車を運転している人(!)さえもこの神様に向かってワイ(タイの合掌)をしている。
内容
由来
お参りする
奉納の踊り
場所と行き方

プラ=プーム clickで拡大   隣の高級ホテル・グランドハイヤットエラワンの敷地には、以前エラワンホテルが建っていた。このホテルの建設工事のとき、立て続けに事故が起こり、犠牲者もでた。そこである占い師の進言に従って、ブラフマー神を祀ったところ、無事工事は完成し、ホテルも繁盛したという。ちなみに、エラワン(サンスクリット語ではアイラーヴァタ)とは、インド神話において、ブラフマー神による世界創造の時、卵の殻から生まれた最初の雄ゾウのことである。
  また、前川健一氏は「バンコクの好奇心」(めこん、1990年)と「バンコクの匂い」(めこん、1991年)の中でこんな話を紹介している。この神様の力を信じない女性が、もし宝くじが当たったらここで裸踊りをすると約束した。ところがその女性が買った宝くじが大当たりしてしまったので、夜、布を張ってここで約束通り裸踊りをした。それを警官に目撃されて取り調べを受けたため、広く人に知られることになった。今も裸踊りの志願者がいるが当然ここではできないので、裸踊りを収めたビデオテープを奉納する人が現れた。そのテープは捨てるわけにもいかず、ここの管理人たちが自宅で楽しんでいる、という。
2代目の神像 クリックで拡大 2代目の神像   2006年3月21日、衝撃的なできごとが起こった。精神病で通院中の20代の男性が、このブラフマー神像をハンマーでたたき壊してしまった! しかもこの男性は周囲の人たちに制裁を加えられて死亡した!! その後、ブラフマー神はしばらく布で覆われていたが、ただちに第2代目の神像が作られ、2006年5月21日12時29分に除幕された。

プラ=プーム看板 clickで拡大 由来を示す看板---ターオマハープロム---
 仏暦2498(西暦1955)年の年末、エラワンホテルの施工主になっていたタイホテル&観光連合会社は、ホテル開業の日取り(吉祥時)を決めた。占星学に精通した海軍少将・ルワンスリチャーンペートはこれに異議を唱え、ホテルの礎石を設置した時間がよくないので、ホテルの敷地内にターオマハープロムの祠とプラプームの祠を建てることによって、運気を直さなくてはならないと言った。そこで、石膏を固めて金箔を張ったターオマハープロムの像が建てられることになった。デザインと成型は、芸術局工芸部の名工・チット=ピムコーウィット氏によって行われ、2499(西暦1956)年11月9日、謹んで安置された。そのため、毎年その日にはターオマハープロム祠への奉納儀式が行われる。  (以上、タイ語から日本語へ訳した)
 事故のことは書いてないし、なぜターオマハープロム(ブラフマー神)なのかもよくわからないが、上述の話と矛盾はない。

【場所と行き方】
伊勢丹の入っている巨大ショッピングコンプレックス・セントラルワールドプラザ(旧ワールドトレードセンター)の南の交差点(ラーチャプラソン交差点)の角。
BTSならチットロム駅下車、歩いて5分ほど。
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  境内や入り口付近には、寺院と同じようなお供えセットや、いろいろな大きさの木彫りのゾウの置物が売られている。金額もまちまちだが、境内で20Bのセットを手に入れると、ろうそく1本、線香12本、それに小さい花輪が4つついてくるので、4面の神様に順番にお供えしていく。
  参拝者は次から次へとやってきて、真剣にお願い事をしている。お供えの花は置く場所がないくらいの人気だ。ただ、時々係の人がバケツを持って花やろうそくをごそっと片づけていくのが興ざめだ。
  門を出たところには、上述の話と関係があるのだろうか、宝くじ売りも店を出している。小鳥の入ったかごを持った人もいるが、これは鳥を放すこと(放生)で徳を積もうというものである。
道路の売店でお供え物を高く売りつけられた、という観光客の苦情があって、現在はすべて値段が表示してある。境内の南側にあるカウンターに行けばそういう心配はないはずだ。
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奉納の踊り クリックで拡大 奉納の踊り   またここでは、願いのかなった人が神様にお礼として奉納する踊りが生伴奏付きで見られる。もちろん、前述の話とちがって裸踊りではない!  お礼の金額によって踊り子の人数が決まり、金額表が掲示してある。このあたりはかなり現実的だ。奉納する人はプラ=プームに向かって座り、合掌している。 けっこう絶え間なく踊りが奉納されているので、それだけ願いがかなった人が多いのだろう。
  一度朝8時前にここに来たとき、そのダンサーたちの出勤風景に出くわしてしまった。ワゴンで到着した彼女たちは、まだスッピンで、奥の待機場所へ行ってご飯を食べる人、やおら化粧を始める人…。舞台裏を見てしまったようで、こういう時は見ている方がちょっと恥ずかしい。
踊りの奉納費用--踊り子2人で260B、4人で360B、6人で610B、8人で710B。(2006年1月調べ)
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