バンコク 見る・体験する(3) タイ式マッサージ
癒しを渇望する時代なのか、はたまた手っ取り早くできる商売なのか。ここ十数年の間で、バンコクはもちろん、地方へ行ってもマッサージ屋が一挙に増えた気がする。
マッサージ屋によって、技術、設備、サービスなどさまざまだが、とにかく「サバーイサバーイ」(気持ちいい)を手軽に味わえる。歩き疲れた時、気分転換の時などにおすすめだ。
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タイ式マッサージとは?
ワット=ポー
街のマッサージ屋
タイ式マッサージとは?
インドに起源を持ち、2000年以上の歴史があるというタイ式マッサージ。全身の経絡(タイ語でセンという)を押して、気の流れを整える。したがって、マッサージというより指圧と言った方がいいかもしれない。
センが集まっている脚を重点的にマッサージしてくれるので、歩き疲れたときなんかは本当に気持ちいい。あるマッサージ師によると、このセンも人によって固かったり柔らかかったりで、ちょうどいい固さだとマッサージしている方も気持ちいいそうだ。なお、TVとかでよく紹介されている、プロレス技のようなマッサージは、たいてい最後の仕上げにほんの少しやる程度だ。
ワット=ポー
ワット=ポー
王宮のすぐ南隣、身長46mという大きな寝仏が多くの観光客を呼び寄せるワット=ポー。アユタヤ時代に創建され、現王朝の厚い信仰を受けてきた由緒と格式のある寺院で、仏教教理の研究はもちろん、伝統的な医学や薬草学の中心としての役割も負ってきた。その伝統を今に伝えるのが、境内の一番東側に位置する「ワット=ポー タイマッサージ学校」で、マッサージ師の養成とマッサージの実践を行っている。いわばここは、タイマッサージの総本山というわけだ。
ワット=ポー マッサージ学校
王宮に面した入り口を入ってずっと左に進むと、めざす建物が見える。外国人観光客を中心に混んでいるので、受付で番号札をもらい順番を待つことが多い。番号が呼ばれたら(タイ語と英語で呼ばれる)、受付で料金を払い、中に入る。
メニューは、全身1時間、全身30分、ハーブマッサージ、フットマッサージなどがある。フットマッサージ以外を選ぶと、仕切りの中でマッサージ用のズボンに着替え、マットがずらりと並ぶ場所へ案内される。あとはマッサージ師に全身をゆだねれば、サバーイサバーイな極楽が待っている。
マッサージする石像の写真→1 2 3
▼効果 1時間のマッサージを受けると、決まって尿意を催す。その後もしばらく繰り返す。新陳代謝が活発になるためだろうか。逆に体調の悪い時は、かえってさらに悪化したこともある。(効果については当然個人差があると思われるので、参考までに記述した。)
▼注意点 ただし、クーラーはない、隣客との仕切りはない、シーツも替えない(いくらか払うと新しいのに替えてくれるようだ)。順番待ちも覚悟しなければならないので、時間と気持ちに余裕を持って行ってほしい。それでも多くの外国人がここに来るのは、技術の確かさの他に、私と同じように、寺院の中でマッサージを受けることの心地よさを感じるからなのだろうか。
【場所と行き方】
王宮のすぐ南隣。正式名は、ワット=チェトゥポン。
市バス--スクンウィットやサイヤムスクウェア方面からNo48など多数。
チャオプラヤー・エクスプレス(乗合船)--ター=ティアン下船、徒歩5分。
寺院入場料--50B(外国人)
マッサージ受付--17:00まで
料金(2008年1月)
・30分コース--220B
・1時間コース--360B
・ハーブマッサージ--480B
・フットマッサージ(45分)--360B
ワット=ポーの大涅槃仏
街のマッサージ屋
バンコクの町中には、それこそ星の数ほどマッサージ屋はある。料金やメニューは明記されているし、順番待ちということも少ない。なおマッサージ料金については、ワット=ポーよりたいてい安いはずだ。
[カテゴリー1] 独立店舗型 おそらくこの型が最も多い。「スパ」に近い高級店から地元の人で賑わう店まで、多種多様であるが、外国人が来そうな店はエアコン付きだ。
[カテゴリー2] ショッピングセンターのテナント型 ここももちろんエアコン付き。地元の人も気軽に利用しているので待つこともあるが、ショッピングセンター内なので待っても苦にはならないだろう。
[カテゴリー3] 屋外型 チエンマイでは、ショッピングセンターの屋外の敷地や、市場の一角にマッサージ用の椅子をずらりと並べて開店している。30分80B(2008年)なので、本当に気軽にマッサージを受けられる。バンコクのショッピングセンターでも、屋内のスペースを利用して同じように開店しているところもある。ただしスペースの関係からか、全身マッサージより、足や肩など部分的なマッサージが中心のようだ。じろじろ見ていく人はいないが、場所柄公衆の目にさらされるのはやむを得ない。
どうしてもワット=ポーなら
境内の学校の事務所が近くにあり、マッサージを受けられる。料金と内容は同じで、クーラー付き。比較的すいている。ここでマッサージを受けたデミ=ムーアと連れの男の写真が飾ってあった(2004年1月)。場所はワット=ポーの西(川の方)、マハーラート通りを渡って小道(ソイ=ペンパット1)を入ったところ
詳しい位置は→こちら