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'04 ビルマ   旅日記から(3) -------8月24日

[行程]マンダレーをぶらぶら マンダレー(泊)


内容 元先生のサイカーでマンダレーをめぐる  僧院の街マンダレー   日本語ガイド  王宮とマハムニパゴダ
マリオネットショウ  /この日のデータ


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 元先生のサイカーでマンダレーをめぐる   MTT(Myanmar Travel & Tours)に向かって王宮の南の道を歩いていると、やたらキリスト教会が目立つ。かつて英軍は王宮を占領して駐留したというから、この辺りはイギリス人の居住地だったのだろうか。また、HangTenやGiordanoの店もあった。台湾辺りだと庶民的な洋服店だが、ここではクーラーがきいている超高級店のようで、店の中は店員数人が暇そうにたたずんでいるだけだった。
マンダレーの王宮 クリックで拡大  MTTでバガンへ行く船の情報を聞いて、門を出るとそこで待っていたサイカーのおじさんに捕まった。この暑さの中、歩いて観光するのはつらいので交渉して3000Kで合意。聞くとこのおじさんは今年63歳、なんと元小学校の先生だったという。公立の学校に務めていたので、私立学校と違って給料はすごく少なかったらしい。だから退職後もこうやって暑い中サイカーをこいでいるのだろうか。「先生」はさすがに物知りで、しかもわかりやすい英語を完璧に話す、とてもいいガイドでもあった。マンダレーは12月と1月がベストシーズンで、8月の今は暑くて観光客は少ないという。
 親切にも日よけに黒いコウモリ傘を貸してくれたので、サイカーの後ろに乗っている分には涼しくて快適だが、自転車をこいでいる先生は汗だくで、しかも63歳の「お年寄り」にこがせるなんて、正直いって後ろめたい気持ちも起きる。
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 僧院の街マンダレー   王宮の東側は僧院がいくつもあって、昼食が終わったのだろうか、濃いエビ色の僧衣を着たお坊さんがそぞろ歩いている。先生によると、マンダレーにはなんと400もの僧院があるそうだ。マンダレーにはモスクもヒンドゥー寺院も中国寺院もあるね、というと、実は以前仏教徒とムスリムが衝突して双方に死者が出るという事件があったんだと教えてくれた。
シュエナンドー僧院 クリックで拡大   まず、シュエナンドー僧院とその隣のアトゥマシー僧院を見学する。シュエナンドー僧院に入場する時、マンダレーの入域料US10ドルを払ったが、そのチケットにはマンダレーの他、アマラプラ、インワ、ピンヤ、パレイクも有効と記載されている。きのう、インワで4000Kも払ってしまったのに。インワでは10ドルのチケットを売っているのに気づかなかった。(あるいは売ってなかったのかも…。)ちょっと悔しい。シュエナンドー僧院は、外壁も 内側も 繊細な彫刻で覆われた木造の僧院で、王たちにも愛された由緒正しいものらしい。 対照的に隣のアトゥマシー僧院は、コンクリート製でしかもピンク色に塗られており、ちょっとセンスを疑う。
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 日本語ガイド
クトードーパゴダ クリックで拡大   続いてクトードーパゴダに着いた。入口に「世界最大の書物」と書かれた本の形の石碑 が建っている。経典を書いた石板が729枚も収められているという。 一番奥の仏像が祀ってある場所に着いた時、思わず日本語で声をかけられた。振り向くと若い女性が机の向こうの椅子に座っていた。上手な日本語を話すので驚いてしまった。
  彼女の名前はMinmin(仮名)、今年24歳で、大学で日本語を勉強して日本語ガイドのライセンスを持っているという。でも日本人の客は少なくて仕事があまりないので、このパゴダで本を売ったり、寄付を受け付けたり、掃除をしたりして、少しだけだけれどもお金をもらっているらしい。暇な時に日本語を勉強できるし、お寺のためにもなるので、けっこう楽しいのだそうだ。
  彼女がお願いがあるという。日本へ留学したいと思っていたところ、ある日本人が資金を援助してくれるというので、来年あたり行きたいが、学費など心配なことも多いので、その方へ確認の手紙を丁寧なことばで失礼のない表現で書きたい、ということだった。彼女の夢がかかった手紙なので、喜んで下書きを書いてあげた。それが終わると、彼女は明日バガンに行くんだったらガイドさせてほしい、と言うが、気楽な一人旅を味わいたかったので断ってしまった。でも彼女ともっと話もしたかったので、今日の夕方に彼女の家でおちあってマハムニパゴダを案内してもらうことにした。
  サイカーの先生をずいぶん待たせてしまった。聞くと彼女のことを知っているという。この辺りの有名人なんだろうか。このあとサンダムニパゴダ(クトードーパゴダと同様に経典を書いた石板を収めた真っ白な塔が林立していた) と、チャウットージーパゴダ (白い石の大きな仏像 があった)をまわって、王宮へ向かった。
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 王宮とマハムニパゴダ
  王宮の入場ゲートでサイカーを下り、そこから王宮まで歩く。ここは軍の 王宮 クリックで拡大 施設にもなっているため、緑色の軍服を着た軍人や軍のトラックがやたら目立つ。炎天下20分も歩いてようやく王宮の入口にたどり着いた。そこの茶店でビルマ製のコーラ100Kを飲んで休憩したあと、王宮に入場した。
  19世紀なかばミンドン王 によって建設されたマンダレーの王宮は、最後の王・ティーボー王 のあと英軍に占領された。その後第2次大戦末期の英軍と日本軍の戦闘で焼失してしまったが、今では監視塔など当時の建物の多くが復元されていて、ビルマ人の見学者でけっこうにぎわっている。ただ最近再建されたものなのだからか、いまひとつ深みが感じられなかった。(当時の王宮の復元図
  王宮の見物後、サイカーでGHまで送ってもらい、ここで先生とお別れになった。先生は私が胸ポケットにさしていたボールペンを所望するのであげた。1本10円もしない安物なのだが…。
  部屋に戻ってシャワーを浴びたあと、タクシーでMinminさんの家に向かった。彼女の家に着いて中に招かれると妹さんとご両親がみえた。妹さんが近所でジュースを買ってきてくれ、さらにお母さんが炒飯をつくってくれたので、ありがたくいただいた。Minminさんがシャワーを浴び終わるのを待って、近所のタクシーをチャーターしてマハムニパゴダに向かった。
マハムニ仏 クリックで拡大   マハムニパゴダは夕方にもかかわらずすごい人出だった。 Minminさんによると、今ちょうどマンダレーの近くで、ナッ神のお祭りがあるので、遠くからたくさんの人が泊まりがけでやって来て、マハムニパゴダの境内で野宿する人もいるという。本尊のマハムニ仏の前の参道にはものすごい数の人があふれている。男性のみこの本尊のある壇上に登って金箔を張ることができるらしい。人混みをかき分け、金ぴかに輝くマハムニ仏に近づいたが、時間が遅かったようで壇上には登れず残念だった。その後、アンコール=ワットからはるばるもたらされた銅像が収めてあるお堂を見た。 ここもすでに閉まっていたが中が見えたのでよかった。
  すっかり日が暮れてしまった。 GHのそばでMinminさんと日本での再会を約束してお別れした。がんばって日本に勉強しに来てほしい。
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 マリオネットショウ   マンダレー最後の夜は、セドナホテルそばの「ガーデンヴィラシアター」へ有名な伝統芸能・マリオネットを見に行った。客が100人も入ればいっぱいのこぢんまりした場所だったが、入口の掲示を見ると、日本や米国・欧州でも公演したことがあるらしい。
マリオネットショウ クリックで拡大   この日の客は十数人だった。歌と楽器の演奏、女の子による竪琴の演奏と踊りに続いて、マリオネットのショウが始まった。楽団の演奏に合わせて人形(馬やヘビの「人形」もある)が生き物のように動く。途中で人形の操り師を隠す幕を開けてくれるので、どんなふうに操っているかよくわかり、おもしろかった。約1時間の内容は、踊りが多く、もう少しストーリー物も見たかった気もした。10人近くいる操り師のうち、一番年配の男性でメダルを首にかけていた方は人間国宝級の有名な方らしい。その方が公演終了後わざわざ客席に来て、客と1人1人握手をしてくれたのは感激だった。ビルマのマリオネットはいったん廃れたものを近年復活させたらしい。その意味で、操り師に若い人が多かったのは心強かった。
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【この日のデータ】 10:30ころ マンダレーの散歩に出発
11:00すぎ マンダレースワンホテルのそばのMTTで、あすのバガン行きの船の情報を集める
★memo MTTによると、あすのバガン行きの船はスローボートで、チェックイン開始は朝5:00、出発は朝5:30、到着は19:30の予定だという。チケットはここで買うと11ドルだけど、当日乗り場では10ドルで買える。今の時期は外国人も少ないので、明日でも簡単に手に入る、と言われる。そして乗り場の場所を紙にビルマ語で書いてくれる。他に客は誰もいなくて暇だからか、とても親切だった。
その後、「先生」のサイカーでおもな僧院やパゴダをまわる。3000K
12:00ころ 先生と茶店で簡単な昼食。コーヒー・パン・茶で220K。
 シュエナンドー僧院。ここでマンダレー入域料US10ドルを支払う。  さらに、アトゥマシー僧院・クトードーパゴダ・サンダムニパゴダ・チャウットージーパゴダ・王宮跡をまわってもらう。
16:00ころ GHに帰着
16:30ころ タクシーでMinminさんの家へ向かう。1000K。彼女と一緒にタクシーでマハムニパゴダへ。4500K(往復)
19:00ころ GHへ帰着。近くの店で、マンダレービールの生2杯。400K
20:00ころ マリオネットショウを見に行く。タクシー往復2500K
20:30〜21:30 約1時間ショウを見る。料金3500K。22:00 GHに帰着。
両替1ドル=900K。100K≒12円
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